市民公開講座概要
| 公開期間 | 9月25日(木)~ 11月9日(日) |
| 開催方法 | HPでの動画配信 |
| 参加費 | 無 料 |
| 主 催 | 第64回日本鼻科学会総会・学術講演会 |
| 共 催 | 厚生労働科学研究費補助金・難治性疾患政策研究事業(好酸球性副鼻腔炎) |
プログラム
鼻の病気は、蓄膿症で有名な慢性鼻副鼻腔炎と花粉症を中心とするアレルギー性鼻炎の2つが代表的です。
慢性鼻副鼻腔炎は、膿性、粘性もしくは粘稠な鼻汁と鼻閉、嗅覚障害が主たる症状です。頭痛や頬部痛を伴うこともあります。昔はなかなか治らない病気と言われましたが、最近は抗菌薬と手術の進歩でかなり治癒できる病気になりました。しかしその中で、手術をしてもすぐに再発して治らない、嗅覚障害が強い難治性の慢性鼻副鼻腔炎が存在します。それは好酸球という細胞が沢山鼻の粘膜に浸潤していて、好酸球性副鼻腔炎という名前が付けられています。
アレルギー性鼻炎は、国民の6割が罹患している最も罹患率の高い疾患です。最近は小さいお子さん(3歳から5歳)もアレルギー性鼻炎になる低年齢化が問題となっています。スギ花粉症は国民の約45%が罹患し、日本の国民病とも言われています。内服薬、点鼻薬、免疫療法でかなり症状は改善しますが、中には重症の花粉症の人も存在します。
本市民公開講座では、①好酸球性副鼻腔炎の最新の治療と②日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会および日本鼻科学会が中心となって運動している重症花粉症ゼロ作戦について、2人の先生がお話をします。
なお本市民公開講座は、厚生労働科学研究費補助金・難治性疾患政策研究事業(好酸球性副鼻腔炎)との共催です。
司 会
藤枝 重治(福井大学医学部 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学)
講 師
- 好酸球性副鼻腔炎の最新治療
坂下 雅文(福井大学医学部 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学) - 花粉症が重症化するのを防ぐために~花粉症重症化ゼロ作戦~
川島 佳代子(大阪はびきの医療センター 副院長)
市民公開講座 オンデマンド配信
1. 好酸球性副鼻腔炎の最新治療
坂下 雅文(福井大学医学部 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学)
2. 花粉症が重症化するのを防ぐために~花粉症重症化ゼロ作戦~
川島 佳代子(大阪はびきの医療センター 副院長)